マツパは何時間濡らさない?当日のお風呂と洗顔の目安
2026年8月6日 ・ 更新: 2026年8月6日

マツパは2剤を流したあとも、毛の中で結合が落ち着くまで反応が続きます。この途中で濡らすとカールが緩むことがあるため、当日は顔を濡らさず、洗顔は翌日からが目安です。よく言われる24時間はこの安定にかかる時間を見込んだもの。当日にお風呂へ入るなら、顔を最後まで濡らさない入り方にしてください。
マツパをした日、お風呂に入っていいのか迷う人は多いはずです。サロンで「今日は濡らさないでください」と言われたものの、何時間なのか、洗顔はどこまでならいいのか、はっきり分からないまま帰ってきた。そんな状態で調べている人もいると思います。
結論としては、当日は顔を濡らさず、洗顔は翌日からが目安です。マツパの場合、水がだめな理由はマツエクとは違います。接着剤が乾くのを待つのではなく、毛の中で起きている反応が落ち着くのを待っています。
すでにお風呂に入ってしまった、洗顔してしまったという場合は、この記事の「濡らしてしまったときは」の項をご覧ください。
濡らしてはいけない理由
マツパは、1剤で毛の内部の結合を切り、ロッドの形に沿わせてから、2剤で新しい位置に結び直す施術です。カールは形をつけているのではなく、毛の中身を組み直して作られています。
2剤を流した時点で施術は終わりますが、結合の結び直しはその瞬間に完了するわけではありません。しばらくは反応が続き、時間とともに落ち着いていきます。
この途中の段階で水に触れると、毛が柔らかいままカールが緩んだり、左右で形が変わったりすることがあります。マツパを濡らしちゃいけない時間があるのは、この安定を待つためです。
24時間濡らさない、の根拠
よく言われるのが24時間という数字です。髪のパーマでも同じような案内があり、根拠は共通しています。結合が安定するまでに時間がかかるためです。
ただし、これも一律の線ではありません。使う薬剤、毛の状態、施術の設計によって変わります。当日から洗顔してよいと案内するサロンもあれば、24時間は避けてほしいと伝えるサロンもあります。判断の基準は、施術を受けたサロンの指示です。
お風呂を何時間あけるか、濡らさない時間はどこまでか。迷ったら、まずサロンの案内を思い出してください。指示がなかった場合は、翌日まで待つほうが確実です。
当日のお風呂の入り方
当日でも、入り方を工夫すれば入浴そのものは可能です。
【顔を最後まで濡らさない】髪と体を先に洗い、洗うときは顔を上げます。シャワーを顔に直接当てないだけでも大きく違います。
【湯気を避ける】長風呂やサウナは当日を避けてください。湯船に浸かること自体は問題ありませんが、顔に湯気が当たり続けると毛が湿ってやわらかくなります。換気しながら短めに済ませるのが無難です。
【こすらない】お風呂上がりにタオルでゴシゴシ拭かないでください。目元は押さえるだけにします。
【乾いてから整える】お風呂後、乾いた状態でスクリューブラシを根元から軽く通すと流れが整います。濡れている間は触らないでください。
顔の洗い方も同じ考え方です。どうしても洗いたい場合は、目元を避けて洗い、水気は押さえて取ります。
いつから何ができるか
翌日以降の目安をまとめます。
| いつから | できること |
|---|---|
| 当日 | 顔を濡らさない入浴のみ |
| 翌日から | 洗顔、通常の入浴、スキンケアと保湿、日焼け止め |
| 数日後から | プール、海、サウナ、岩盤浴 |
どのくらい濡らさないでいるべきかは、使った薬剤によっても変わります。翌日以降であれば、スキンケアと保湿は通常どおりで問題ありません。当日にどうしても保湿したい場合は、目元を避けて塗ってください。日焼け止めも同じ考え方です。
プールと海を数日あけるのは、塩素と塩分がカールを緩めやすいためです。水中でゴーグルが目元に当たることも、形の乱れにつながります。お風呂でゴーグルを使う人もいますが、当日はそもそも顔を濡らさないほうが簡単です。
濡らしてしまったときは
夕方に施術を受けて、その日にお風呂へ入ってしまった。濡らしちゃったと気づいてから調べる人は多いものです。落ち着いて対応してください。
- 【こすらない】濡れているとき、毛はもっとも柔らかい状態です
- 【押さえて水気を取る】タオルを軽く当てて吸わせます
- 【自然に乾かす】ドライヤーの温風を直接当てないでください
- 【乾いてからブラシで整える】根元から毛先へ軽く通します
濡らしたからといって、カールが必ず取れるわけではありません。反応がある程度進んでいれば、影響は小さく済みます。
乾いた後に見て、カールが明らかに緩んでいる、左右差が出ている、毛先の向きがばらついている。こうした変化があればサロンに連絡してください。ただしすぐにかけ直すのは避けたほうがよい場合があります。薬剤を重ねれば毛の負担は増えるためです。
かけ直しの判断や、チリチリになった場合の対処は下記の記事で扱っています。

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トラブル対処
マツエクとは条件が違います
同じ「濡らさない」でも、マツエクとマツパでは理由が違います。
| マツエク | マツパ | |
|---|---|---|
| 待っているもの | 接着剤が固まること | 毛の中の結合が落ち着くこと |
| 濡れると起きること | 接着が弱くなる | カールが緩む |
| その後に効くもの | 油分とこすれ | こすれと熱 |
マツエクの場合はクレンジングの油分が接着面を溶かすため、その後もずっと気を使うことになります。マツパは自分の毛なので、油分そのものは問題になりません。落ち着いてしまえば、通常のスキンケアに戻せます。
マツエク側の目安は下記にまとめています。

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初めてのガイド
セルフでかけた場合
自分でマツパをかけた場合も、考え方は同じです。ただし市販のキットでは薬剤の強さや推奨時間の情報が十分でないことがあります。
説明書に記載があればそれに従い、なければ当日は濡らさず翌日まで待つのが安全です。仕上がりが不安定なほど、濡らしたときの影響は出やすくなります。
まとめ
マツパを濡らせない理由は、毛の中で結合が結び直され、それが落ち着くまでに時間がかかるからでした。当日は顔を濡らさず、洗顔は翌日から。これが基本の目安になります。
濡らしてしまっても、慌ててこすらないでください。乾かしてから状態を見て、気になる変化があればサロンに相談してください。
この記事を監修した人
宇佐美 拓也(理学士 / 生化学・生物物理学)
大学にて生化学を専攻。在籍時の研究では毛髪や皮膚の主成分である「たんぱく質」や「遺伝子」を分子レベルで専門的に扱う。現在はその深い専門知識を活かし、美容・毛髪科学のライター・監修者として活動。

